今年2016年は、「年金機能強化法」により、アルバイトやパートタイマー等の短時間労働者に対する社会保険の適用基準が拡大されます。

この年金機能強化法は2012年8月に成立した、イケてない政策の一つですが、その内容を知っている方はすごく少ないのではないでしょうか。
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ぶっちゃけ家計の負担は増える人が多いんですよ


我が家も含めまして、いわゆるサラリーマン、つまり何らかの保険組合に加入して家族を扶養にいれている家庭については、単純計算でおよそ年間16万円の負担増なんですよ。

これ、増税も然ることながら、オワコン政府のアホさ加減には辟易しますね。

ちなみに国民年金加入者世帯でその他の家族を扶養していない場合は、年間7万円の負担減となります。
こちらも単純計算ですが、結局のところ、16万-7万=9万の収益ですよ。
国っていい商売ですね。

さあ、その商売の損益分岐点ですが、どんなものでしょうか。

少し古いデータですが、2007年時点(古っ!)では被雇用者の数がおよそ5000万人とされています。
これはパートやアルバイトも含めていますので、実際には4300〜4500万人くらいでしょうか。
そして国民年金に加入する自営業者の数ですが、こちらは2011年時点(これも古い?)のデータで、およそ540万人となっています。

お分かりになりますか?
単純な計算です。
5000万÷540万です。
およそ9%です。

つまりこの市場では、圧倒的に収益しかありえないのです。

これが“年金機能の強化”なのでしょうか。
単純に破綻寸前の銀行が資金集めをしているようにしか見えませんねぇ。
それでも日本国民はドラマのように「倍返し!」できないんですねぇ。

年金なんてとっくに自転車操業ですよ


2015年の日本の人口推移を厚労省が出しています。
さすがに嘘は無いと思いますが、2015年にはおよそ100万人の出生がありました。(めでたい!)
そしておよそ130万人がお亡くなりになりました。(ご愁傷様です)

つまり、およそ30万人の人口減なわけです。
ちなみに「婚姻数」「出生数」「死亡数」の中で、右肩上がりなのは死亡数のみです。
余談ですがもう一つ付け加えるなら「離婚数」もゆるやかに右肩上がってますね。笑

で、どんどん人口が減っているので、年金を貰う人は増えて、年金を払う人が減ってるんですよ。
この構図は見たことがあると思います。
戦後間もない頃の「産めや増やせや」の時代なら貰う人が少なく払う人が多いので良いんですけどね。

結局、日本の年金機構には現状を乗り越えられる余裕は無いんですよ。
ピラミッドを折り返してるんです。
破綻しているんです。
だから色んなところからお金を集める方法を必死で考えているんです。
ご苦労さん。

こんな自転車操業は早いとこ辞めたほうが良いですよ。
そもそも資本主義の国で、年金って矛盾を感じてしまうんですよね。
どうして国が一旦お金を集めて年老いてから渡すの?って感じです。
結局、もらえずに死んでいった人たちのお金を、生きている人に渡しているだけでしょう。

それなら毎月の年金を払わずに自分の親に払っている方がいくらかマシですわ。
こういうことを言うと、すぐに「子供が居ない親はどーすんだ!」とか「収入も無いのに親に金を渡せるかー!オコ」みたな人が絡んでくるんですよね。

考えない奴はタダの葦だ。

そこを考えて福祉を充実させるのが国でしょう。
そもそも安心して子供を育てられる世の中を作っていれば、ここまで少子高齢化は進まないんですよ。
「子供なんていらねーよ!」って人、世の中にナンパー居るんだよって話しです。

晩婚化を少子化とひっつけて、政治家たちがやいのやいの言うてますが、そもそも子供を持つ余裕を持てないから出産適齢期でも産休をとれないんでしょ。
女性の社会進出と少子化は無関係ですよ。


…社会保険の話とだいぶずれてきましたが…笑
ともあれ国のやっていること、政治家の言っていること、国民の参政の意識、すべてに矛盾があるんです。

年収2200万円の国会議員に、我々の感覚がわかると思いますか?

「料亭に行ってみたい」
「BMWが欲しい」
タイゾーくんの言葉こそ、庶民の感覚ですよ。

決まってしまったものは動かしづらい


いったん決まった法案を白紙に戻すのは並大抵のことではありません。
この年金機構強化法も然り、昨年おおいに議論となった安保も。

僕たちは政治家を選ぶことができる。
法律を作ることは彼らの仕事でも、その作業員を僕たちは選べる。
間違った選択をしてはいけないと思うから、勉強したいし、対岸の意見も知りたいと思うんです。

できれば少しでも興味を持って、ネットでも本でも調べて、自分なりの意見を見出して、そして動いてほしいと思います。



倍返しだ!